macOS Catalina 10.15.4にアップデートしてみた!そろそろ安定?
追記2020.4.7
macOS Catalina10.15.4ですが、やはりまだまだ一部ユーザーからは不具合が報告されている模様です。
・スリープから復帰後、強制的に再起動される
・30GB以上の大容量のファイルを転送しようとするとクラッシュする
・スリープ状態のMacに接続したハードディスクの回転数が上昇と下降を繰り返し、最悪ハードディスクが破損する危険性がある
など、万が一発生したら致命的な不具合も含まれます。幸運なことに私は今のところ不具合なく使えていますが、アップデートは充分注意して自己責任で行ってください。
何かと不具合が多いと言われていたCatalina。メールが消えたりBluetoothが使い物にならなかったりと、出始めの頃は致命的なバグが多く、さすがに様子見してました。
こっちはipadも買ってSidecarの準備万端だったのに。
そう、私はSidecarが使いたくてうずうずしてました。PC版のイラレやフォトショップでapplepencilが使えたらどんなにすごいことかと。
というわけで10.15.4ともなると流石にそろそろ大丈夫だろうと、意を決してアップデートしてみます。
アップデートする方はTime Machineなどで予めバックアップをとって自己責任で行ってください。
また32bitのアプリは動かなくなります。アップル公式サイトで32bitアプリの調べ方が記載されていますのでチェックしてください。
[32 ビット App と macOS High Sierra 10.13.4 以降の互換性 – Apple サポート]
2020.4.3追記
1週間ほど使いましたが、もはやMojaveには戻れません!「Sidecar」と「連係マークアップ」が便利すぎました!
スペックの確認
私が今回アップデートしたmacの環境を記載しておきます。
MacBook Pro (15-inch, 2018)
プロセッサ 2.6 GHz 6コアIntel Core i7
メモリ 16 GB 2400 MHz DDR4
OS Mojave 10.14.6
Catalinaに対応しているコンピュータを調べるにはアップル公式から
[macOS Catalina が対応しているコンピュータ – Apple サポート]
Catalina 10.15.4のアップデート内容
以下アップル公式より
macOS Catalina 10.15.4では、iCloud Driveフォルダ共有、スクリーンタイムでの通信/通話の制限、Apple Musicでの曲の進行に合わせた歌詞表示などが導入されます。このアップデートを適用すると、Macの安定性、信頼性、およびセキュリティも向上します。
Finder
iCloud Driveフォルダ共有がFinderから可能になります
明示的に参加依頼した人のみにアクセスを制限したり、フォルダへのリンクを知っているすべての人にアクセスを許可したりできます
ファイルの変更とアップロードを可能にするか、ファイルの閲覧とダウンロードのみを可能にするか、アクセス権を設定できます
スクリーンタイム
通信/通話の制限により、お子様が通信/通話できる相手と、終日または休止時間中に通信/通話を受けられる相手を制御できます
お子様用のミュージックビデオ再生を制御できます
ミュージック
Apple Musicでの曲の進行に合わせた歌詞表示を追加。歌詞表示で曲の好きな部分の行をクリックするとそこにジャンプできます
Safari
ChromeでのパスワードをiCloudキーチェーンに読み込んで、Safariやすべてのデバイスでパスワードを簡単に自動入力するためのオプション追加
タブを複製したり、現在のタブより右にあるすべてのタブを閉じたりできる操作を追加
互換性のあるコンピュータでNetflixコンテンツのHDR再生に対応
App StoreとApple Arcade
ユニバーサル購入への対応により、特定のアプリケーションを一度購入するだけでiPhone、iPod touch、iPad、Mac、およびApple TVのすべてで使用できます
最近プレイしたArcadeゲームが”Arcade”タブに表示されるようになり、iPhone、iPod touch、iPad、Mac、およびApple TVでプレイを継続できます
Pro Display XDR
特定のワークフローでのニーズに合わせて、色域、ホワイトポイント、輝度、およびトランスファーファンクションなどの複数のオプションから選択して、リファレンスモードをカスタマイズすることができます
アクセシビリティ
頭部の細かい動きを使って画面上のカーソルを動かすためのヘッドポインタ設定を追加
このアップデートにはバグ修正およびその他の改善も含まれています。
DisplayPortまたはHDMIで接続されたHDR10対応の他社製ディスプレイやテレビへのハイダイナミックレンジ出力
Outlook.comアカウントを使用したOAuth認証への対応によりセキュリティが向上
セカンダリーデバイスでiCloudリマインダーにアップグレードする場合のCalDav移行に対応
ダークモードがオンのときにアプリケーション間でコピーしたテキストが表示されないことがある問題を解決
SafariでCAPTCHAタイルが正常に表示されないことがある問題を修正
“リマインダー”で実行済みのリマインダーについての通知が送信されることがある問題を解決
LG UltraFine 5Kディスプレイでのスリープ解除後の画面の輝度に関する問題を修正
致命的なバグさえなければよしです。小さなバグは目をつぶります。
どうか無事アップデートできますように。
アップデートの流れ
左上の「アップルマーク→システム環境設定→ソフトウェアアップデート」
MojaveからCatalina 10.15.4へは約8GBありました。
「今すぐアップグレード」をクリックしてデータをダウンロードします。
ソフトウェアの使用許諾契約の条項です。「同意する」をクリック。
意を決して「インストール」をクリック。
どうかうまくいきますように。
インストールする準備ができました。
「再起動」をクリックします。
ひたすら待ちます。
私の環境だと再起動されるまでに30分から40分かかりました。
4〜5回ほどリンゴマークとステータスバーが表示されては消え、を繰り返しました。
再起動が完了するとサンタカタリナ島との対面です。
とりあえず共有のチェックは入れずに「続ける」をクリック。
Siriと音声入力の改善。今はしないにチェックをして「続ける」をクリック。
難なくアップデートが完了しました。
私の場合1時間20分ほどかかりました。
不具合は?
今のところありません!
今まで通り問題なく使えています。
まだ少ししかさわっていませんが丸一日さわってみて
adobeイラストレーター2020
adobeフォトショップ2020
問題なさそうです。
- メールも消えているものはありません。
- 一部メモアプリの内容が消えたという記事を見ましたが、無事でした。
- Bluetoothの接続も問題なく安定しています。
- Chromeの表示も大丈夫です。
- ファンが回り続けることもありません。
- Time Machineのバックアップもちゃんと残っています。
- スリープして30分ほど放置した後、復帰しましたが問題ありません。
長時間のスリープはまだわかりませんが。 - 12時間ほどのスリープからも問題なく復帰できました。
とにかく肩透かしをくらったかのように快適です。
今のところ。
少しだけSidecarも試しましたが、使い勝手良さそうです。
Sidecarについてはまた詳しく記事にしようと思います。
2020.4.3追記
1週間ほど使いましたが、もはやMojaveには戻れません!「Sidecar」と「連係マークアップ」が便利すぎました!
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